「私も芸能人みたいに綺麗な歯並びにしたいな～」と思う方もいらっしゃると思います。

昔から「芸能人は歯が命」と言われるように、清潔感や第一印象を大切にする芸能人は歯並びが綺麗なことが多いです。そんな芸能人たちの中でも多く行っている歯列矯正方法の1つが「インビザライン」です。

さまざまな歯列矯正がある中、なぜ多くの芸能人がインビザラインを採用し、治療しているのか、そして実際にインビザラインで矯正した芸能人に誰がいるのかなどについてご紹介いたします。

インビザラインとは？

そもそもインビザラインとは、透明なプラスチック製マウスピースを用いた歯科矯正方法の1つのことです。マウスピースによって歯を少しずつ動かしていき、数週間ごとにマウスピースを交換することで歯並びをキレイに整えていきます。

従来のワイヤー矯正と違って、周りから矯正していることが目立ちにくいことや、取り外しが可能なため、日常生活で違和感が少ないことが特徴です。

インビザライン矯正している芸能人・有名人

透明なマウスピースで治療を進めていくインビザライン。
目立ちにくいことや取り外しができるなどのことから多くの芸能人・有名人が治療を受けていますが、こちらではインビザラインによる矯正治療を行なった方をご紹介します。

中野美奈子さん

フリーアナウンサーの中野美奈子さんは、インビザライン矯正をしていることを公表しています。

中野さんは移住したシンガポールでインビザライン矯正を始め、その進捗をブログなどで発信しています。インビザラインを選んだ理由として「話す仕事なので、目立たない矯正を選びました」と語ったり、インビザラインのメリット・デメリットについてブログに詳しくまとめたりしていましたので、矯正検討中の方はとても参考になるでしょう。

Singapore でインビザライン初体験 : minako’s official blog 中野美奈子オフィシャルブログ

チョコレートプラネット 長田さん

人気お笑いコンビ：チョコレートプラネットの長田さんも、インビザライン矯正をされています。自身のYouTubeチャンネルでもインビザラインのメリットや歯並びの変化などについて話しています。

また、上記の内容に加えて、費用についても話しているので、インビザライン矯正を検討中の方は参考にしてみてください。

品川庄司 庄司智春さん

お笑い芸人：品川庄司の庄司智春さんも、インビザライン矯正を公表しています。
自身のYouTubeチャンネルで話しており、矯正を始めたきっかけや、写真もアップされています。

矯正のビフォーアフターだけでなく、途中経過・マウスピースを装着したときの状態も載せていたり、始めたときや、装着したときの具合いや感想を話しているので、参考になるでしょう。

EXIT 兼近大樹さん・りんたろー。さん

人気お笑いコンビ： EXITの兼近大樹さん・りんたろー。さんもインビザラインによる歯科矯正を受けています。

お2人はそれぞれ同じ歯科医院でインビザラインを受けられたそうで、兼近さんは矯正とともにダイレクトベニアもされています。自身のYouTubeチャンネルではインビザラインを装着した状態の口元を見せてくださっていますので、気になる方はご覧ください。
また、2020年には矯正治療が完了したことを自身のSNSにて報告しています。

アンガールズ 田中卓志さん

お笑いコンビ：アンガールズ 田中卓志さんも、インビザラインで矯正されていることを公表しています。
長年気になっていた歯並びを治したいけど、目立ちたくはなかったことや、コント中でも自然に振る舞えることからインビザラインを選ばれたそうです。

藤井風さん

シンガーソングライターの藤井風さんもインビザラインを公表している1人で、2021年の紅白歌合戦でマウスピースをつけたまま歌唱したと話し、話題となりました。

本人曰く、「歌っている時も違和感がない」とインビザラインについて語っています。また、歯並びが良くなったことにより、魅力的な歌声がさらに引き立つようになったことからファンからも好評のようです。

上戸彩さん

女優の上戸彩さんも、インビザラインでの歯列矯正を公表している1人です。「撮影中でも目立たないから助かる」と明かしています。彼女の歯並びの変化により、今まで以上に笑顔に自信を持てるようになり、ファンからも「さらに素敵になった」という声が集まったそうです。

飯田香織さん

元モーニング娘。の飯田香織さんは、自身のブログ内でインビザラインを始めたことを公表しています。「素敵に40代を迎えたい」とのことで、インビザラインによる治療を始められたそうです。
ある程度年齢を重ねてからでも始められることや、取り外しができることをなどインビザラインの良さについても自身のブログで紹介してくださっています。

大谷翔平さん

メジャーリーグで数々の記録を打ち立て、大活躍している大谷翔平さんはインビザラインを使用していることを公表しています。

いざという時にフルパワーで戦わないといけないトップアスリートにとって、かみ合わせの違和感は、勝敗に関わる重要なポイントです。そんな中、大谷選手は「試合中は外せるので、パフォーマンスに影響がない」と語ったりとインビザラインを気に入っておられるようです。
それほどインビザラインは、メリットがある素晴らしい歯列矯正装置だと言えるでしょう。

多くの芸能人がインビザラインを選ぶ理由・メリット

冒頭でもお伝えしたように、現在歯列矯正はインビザラインをはじめさまざまな治療方法があります。しかし、なぜその中でもインビザラインが芸能人に人気なのか、こちらではその点についてご紹介いたします。

矯正していることが目立たない

インビザライン矯正の大きな魅力として、矯正装置が目立ちにくいことが挙げられます。
透明なマウスピースを使用するため、近くで見ても矯正装置がほとんど目立ちません。

どうしても見られたくないときは、短時間であれば外すことも可能です。ブラケットやワイヤーに抵抗がある方や、人前に立つ仕事、接客業などでコミュニケーションを頻繁にとる方におすすめの矯正治療法と言えます。

ワイヤーがないため違和感が少ない

ブラケットやワイヤーによる矯正治療は、痛みや締め付け感を感じることがあります。
また、金具を装着していることで口内炎などにもなりやすいといわれています。

一方で、インビザライン矯正は段階的に歯を少しずつずらしていく治療であるため、痛みが少ないというのもメリットです。
マウスピースも歯を覆うだけなので、今までの矯正治療で起こりうるトラブルなどもありません。

取り外し可能

マウスピースは食事や歯磨き時に自由に外すことが可能です。また、定期的に新しいものと取り換えるため、ワイヤー矯正と比較してお口の環境を清潔に保つことができます。
そのため、矯正治療中に虫歯や歯周病になる可能性が低いです。

また、ワイヤー矯正はスポーツや食事面で制限がありますが、インビザライン矯正は治療中の制限はほとんどありません。患者の生活に大きな影響を与えずに矯正できるのがインビザラインの強みです。

金属アレルギーの方でも安心

ワイヤー矯正を行う場合、どうしても口内に金属の装置を入れなければなりません。
しかし、インビザラインでは金属の装置を使用しませんので、金属アレルギーをお持ちの方でも安心して治療が行えます。また、インビザラインの装置は体に無害な医療用プラスチックを使用しています。体への悪影響は一切ございません。

食事・行動制限がない

ワイヤー矯正の最中だと、生活するうえで以下のような食事や行動に気を付けなければいけません。

• 身体が触れ合うような激しいスポーツ
• 粘り気の強い食事　ex.アメやお餅など
• かたい食べ物　ex.お煎餅や分厚いステーキなど
• 装置に着色してしまいそうな食べ物　ex.カレーやコーヒーなど
• 通常より食べカスや歯石が残りやすいため、入念にケアをする

一方でインビザラインの場合、マウスピースを取り外せるため、上記のような制限がありません。また万が一、マウスピースに色がついてしまった場合も、マウスピースは通常数週間で取り替えるため、あまり心配はいりません。

そしてワイヤー矯正の場合、激しいスポーツは口内を傷つける恐れがあるため注意が必要ですが、インビザラインはプラスチック製で危険が少ないため、装着しながらスポーツできます。スポーツ選手はもちろん、日頃から運動をする方にもオススメです。

治療計画が分かりやすい

従来の矯正では、治療中に歯がどのように動くのか、最終的にどのような歯並びになるのかといった流れは歯科医師の口頭での説明や模型を使った説明が限界でした。

対してインビザラインの場合、専用のソフトによって、治療中の歯の動きや最終イメージを3Dでシミュレーションしたもので確認することができます。これによって治療を始める前に、治療後にどのような見た目になるのかをイメージできますし、治療にかかる期間もほぼ正確に知ることが可能です。

また、治療期間以外にも以下のような内容が治療前には確認できます。もしも治療前に以下の内容で納得ができなければ、治療を見送るというのも問題ありません。

• 費用の総額
• 矯正完了までに必要なマウスピースの枚数

通院が少なくて済む

ワイヤー矯正の場合、定期的に歯科医院でワイヤーの調整や交換を行ったり、通常よりも食べカスや歯石が残りやすいため、掃除を行う必要があります。

インビザラインをする上での注意点

ここまでインビザラインのメリット・デメリットについて紹介して参りましたが、こちらではインビザラインを行う上での注意点について紹介いたします。今後インビザラインを考えている方は是非参考にしてみてください。

徹底した自己管理が必要

インビザラインでの矯正効果を確実に出すためには、1日に21時間以上の装着が必要です。そのため、お食事中や歯磨き中以外には常に装着していただく必要があります。装着時間が短い場合、歯が予定通りに動かなかったり、動いた歯が元に戻ってしまったりなどして、再度マウスピースを製作しなければいけなくなるケースがあるので注意しましょう。

マウスピースを付けたままの飲食は避ける

飲食時にはマウスピースを外すことができます。ただ取り外しの面倒くささから、飲み物はそのまま飲んでしまわれる方がいらっしゃいます。糖分が入っているものは虫歯の原因になりますし、糖分がなくてもお茶やコーヒーなど色の付いているものは着色の原因となります。
基本的に飲食の際は水以外はその都度外すようにしましょう。

マウスピースの交換のタイミングを守る

マウスピースの交換は通常約２週間毎くらいです。交換のタイミングは事前の治療計画や担当医から指示がありますので、スケジュール帳やカレンダーに記入するなどして、きちんと守っていただく必要があります。

紛失に気を付ける

マウスピースを外す際、置く場所がなく、ティッシュなどに包んでしまう方もいらっしゃいます。しかし、包んだことを忘れてうっかり捨ててしまう場合があります。
紛失すると再製作しなければならなくなり、費用はもちろん、治療期間が延びますので、外しておく際にはケースに保管するなど紛失には十分に気を付けましょう。

虫歯・歯周病などに気を付ける

前述のように、インビザラインはワイヤー矯正に比べると虫歯のリスクは低いのですが、油断をして虫歯ができてしまうと、虫歯治療によって歯の形が変わり、マウスピースを再製作しなければならなくなる恐れもあります。
またデメリットについて紹介した際にもあるように、歯周病を発症したまま、マウスピースをしていると悪化して、最終的には歯が抜けてしまう恐れがあります。

そのため、虫歯・歯周病予防には細心の注意を払い、日頃から歯磨きなどのケアを怠らずに行いましょう。

セラミックとインビザラインの違いは？

「芸能人のような歯」というと、セラミック矯正が浮かぶ方も多いと思います。実際、セラミック矯正をしていることを公表されている方は数多くいらっしゃいます。しかし、インビザラインとセラミック矯正には明確な違いがあります。

そもそもセラミック矯正とは歯を削り、その上に被せ物を着けることで、歯を動かすことなく歯並びが綺麗になったように見せることのできる治療法のことです。被せることによって歯の色にもこだわることができるため、短期間で理想の歯並びが実現できます。

しかし、セラミック矯正は歯を動かさないため、実際に歯並びが整うわけではありません。また治療の過程で歯を削ることになります。そのため、歯の寿命が短くなり、将来抜歯に至る可能性が高まります。

このようなデメリットもあることから、インビザラインによる歯列矯正を選ぶ芸能人の方々もいらっしゃいます。どちらの治療もメリット・デメリットがありますが、今すぐに歯並びを綺麗にしなければならない理由がないのであれば、インビザラインがおすすめです。

インビザラインはどれくらいかかるの？

ここまでインビザラインのメリットや注意点についてご紹介いたしましたが、こちらでは気になる費用について詳しくご紹介いたします。

インビザラインの平均費用

インビザラインの平均的な費用ですが、部分矯正か全体矯正なのかで異なります。前歯部の部分矯正で約30万円から40万円、全体矯正では約70万円から110万円程度です。

ただし、これらの費用はあくまで一例であり、実際の費用は各患者さんの口腔内の状態や治療計画によって異なります。

インビザラインの費用の内訳

こちらではインビザラインの費用の各内訳についてご紹介いたします。インビザラインの費用は主に6つに分けられます。

①精密検査料　:　30,000円程度

口腔内検査のほかにレントゲン撮影、顔や口の中の写真撮影、矯正装置を作成するため歯の型どりをする専用スキャナによる３Dスキャンなどのデータ採得費用です。精密検査料については無料にしている医院もございますので、歯科医院選びの際は上手く活用することもオススメします。

②矯正装置料

矯正装置料は、インビザライン治療において、マウスピースの製作や治療に必要な材料費をカバーするための費用です。
インビザラインの矯正装置料は、患者の症例の複雑性や治療期間によって異なりますが、分かりやすくお伝えするとアライナーと呼ばれる矯正装置を製作する枚数によって大きく左右されます。前歯部など部分矯正と比較し、全体矯正の方は治療期間が長く、使用するアライナーの枚数も多くなるため、矯正装置料に金額差があるとお考え下さい。

③矯正調整料　:　3,000円〜8,000円程度

矯正調整料は、インビザライン治療中に定期的に行われる調整やフォローアップの際に発生する費用です。
この料金は、以下のような目的に使用されます。

• 定期的な診察: 治療の進捗を確認し、必要に応じてマウスピースの調整
• 治療計画の更新: 患者さんの歯の動きに合わせた治療計画の更新
• マウスピースの調整: フィット感や効果を最大化するため、マウスピースの調整

④追加アライナー料　:　10,000円～30,000円程度

実際の歯の動きが当初の計画よりもズレが生じてしまった場合、マウスピースを追加する際にかかる費用

⑤リテーナー料　:　20,000円～40,000円程度

矯正治療後の歯並びの戻りを防ぐために使用する保定装置（リテーナー）にかかる費用

⑥抜歯費用

歯列矯正をするにあたって必要な場合は別途費用が発生します

まとめ

ここまでインビザラインで歯列矯正をしている芸能人についてや、なぜインビザラインが芸能人に人気なのかについてご紹介いたしました。

インビザラインは透明で目立ちにくいことや、取り外し可能など芸能人だけでなく、一般の方々にも嬉しいポイントがたくさんあります。その反面、適応できる歯並びがあったり、徹底した自己管理が必要になったりと、気を付けなければいけない点も持ち合わせています。インビザラインをご検討されている方は、今回の記事の内容をもとにじっくり考えてみてください。

歯列矯正を始めるうえで、最も大切なことは、一度歯科医院に足を運び、相談することです。
今回紹介した内容を踏まえ、歯科医師と相談し、ご自身の納得のいくかたちで歯列矯正が始められることが重要です。ぜひ一度足を運び、歯科医師と相談してみてください。