インビザライン治療を東京で始めるなら!メリットとデメリットを徹底解説
昨今、歯列矯正のなかでもインビザラインは認知され始め、今やメジャーな治療方法の1つとして知られています。そのため、東京でもインビザラインを扱う歯科医院も増え、歯列矯正を考える患者さんの中でもインビザラインを検討されている方は多くいらっしゃると思います。
たしかに、インビザラインは取り外しができることや目立ちにくいといった特徴があります。しかし、インビザラインをするにあたって、「具体的にどのようなメリットやデメリットがあるのか」を知ったうえで検討することが大切です。
今回はそんなインビザラインのメリット・デメリットを中心にご紹介いたします。ご検討されている方は是非最後までチェックしてみてください。
東京でインビザライン治療を始めるメリット
今、日本にある歯科医院の数はコンビニよりも多いとされています。その中でも東京は圧倒的に多く、2021年時点で10,678件あります。【参考資料:令和3(2021)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況 URL:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/21/dl/04toukei03.pdf】そのため、インビザラインを扱うところも数多く存在します。こちらではそのインビザラインを東京で受診するメリットについてご紹介いたします。
①:アクセスしやすい歯科医院が多い
インビザラインは、治療を進めるにあたって、定期的に通う必要があります。そのため、歯科医院へのアクセスは重要なポイントです。
インビザラインの治療の肝は軌道修正することです。
患者さんのデータをもとに作成されたマウスピースを用いて、理想の歯並びにいかに近づけるか、計画に対して遅れているのかを確認する必要があります。そのために、診察のタイミングで調整をし、治療を進めていきます。
こういった軌道修正がインビザラインのカギとなるため、定期的に通える上、なにか不具合があった際にすぐに訪ねることができる歯科医院が最適だと考えられます。
ご自宅の近所や、通勤・通学圏内など、アクセス面でも通院しやすい歯科医院を選ぶことをオススメします。
②:相性の良い歯科医院を探しやすく、セカンドオピニオンも安心
他県と比べて圧倒的に歯科医院の数が多い東京。
しかし、患者さんの予定や性格によって、歯科医院によって予約の取りやすさはどうか、歯科医師と話しやすいかなど、相性の良さは変わってきます。今や多くの歯科医院でインビザラインは扱っていますが、さらにそこから患者さんに合った歯科医院が探しやすいのは、たくさんの歯科医院がある東京のメリットの1つです。
また、インビザラインを扱う歯科医院が多いことから、セカンドオピニオンとして相談する歯科医院も探しやすいというメリットもあります。もし、初診を受けたものの、そこに決めるか迷われたり、不安なことがある場合、セカンドオピニオンを検討しましょう。
③:専門分野に特化した歯科医院を探しやすい
前述のように、東京には数多くの歯科医院が存在します。そのため、歯列矯正に特化した矯正歯科や口腔外科以外にも、審美歯科やインプラントに特化したところなど、様々な分野に特化した歯科医院があります。
一方で地方の場合、患者さんが専門分野に特化したところへ通いたいと思っても、距離的に断念せざるを得ないケースがあります。しかし、東京の場合は専門分野に特化した歯科医院が地方よりも多く存在するため、通院の利便性が高い医院を探しやすいです。
また、歯科医師にもそれぞれ得意としている治療があります。その中でも専門として謳うと言うことは、それだけの知識や実績を持っていることを表しています。
インビザラインは高額かつ長期的な治療です。人柄や設備はもちろん、知識や実績を持つ歯科医院に任せるのが最適でしょう。
このように、インビザラインについて専門的な知識と治療実績を持つ歯科医院は東京にたくさんあります。
検討されている方は、是非とも専門的に特化した歯科医院を候補の1つに選んでみてください。
インビザラインのメリット
マウスピースを使って治療を進めていくインビザラインですが、様々なメリットがあります。
こちらではそのメリットをご紹介いたします。
矯正していることが目立たない
インビザライン矯正の大きな魅力として、矯正していることが目立ちにくいというポイントが挙げられます。
透明なマウスピースを使用するため、至近距離でも矯正装置がほとんど目立ちません。
ただ結婚式など、どうしてもマウスピースを見られたくないとき、数時間程度であれば外すことも可能です。そのため、ブラケットやワイヤーでの矯正に抵抗がある方や、接客業や講師など人前に立つことの多い仕事や、コミュニケーションを頻繁にとる方におすすめの治療方法と言えます。
取り外し可能
マウスピースは食事や歯磨き時に自由に外すことが可能です。
取り外しができるうえ、10日~2週間に1回のペースで新しいものと交換していくため、ワイヤー矯正と比較して汚れが溜まりにくく、口内環境を清潔に保つことができます。そのため、矯正治療中に虫歯や歯周病になるリスクはほかの治療方法と比べて低いです。
またワイヤー矯正の場合は、食事面をはじめさまざまな制限や注意しなければいけないポイントがありますが、インビザラインの場合は、治療期間中の制限は食事を含めほとんどありません。
これまで通りの生活を送りながら矯正ができる、これがインビザラインの強みです。
ワイヤーがないため違和感が少ない
ブラケットやワイヤーによる矯正治療は、強い痛みや締め付け感を感じることがあります。
また、金具を装着していることで口内炎などにもなりやすいといわれています。
一方で、インビザライン矯正は徐々に歯をずらしていく治療であるため、痛みが少ないというのもメリットです。
マウスピースも厚みがない形のうえ、歯を覆うだけなので、装置が当たって粘膜を傷つけるといったこれまで矯正治療で起こっていたトラブルもほとんどありません。
金属アレルギーの方でも安心
通常、ワイヤー矯正を行う場合は口内に金属の装置を入れなければいけません。
しかし、インビザラインのマウスピースは金属を使わないため、金属アレルギーをお持ちの方でも安心して治療が行えます。
また、インビザラインは医療用プラスチックを使用しているため、身体への悪影響は一切ありません。
どなたでも安心して歯列矯正が行えます。
食事・行動制限がない
ワイヤー矯正の場合だと、日常生活で以下のような食事・行動に気を付けなければいけません。
- 身体が触れ合うような激しいスポーツ
- 粘り気の強い食事 ex.アメやお餅など
- かたい食べ物 ex.お煎餅や分厚いステーキなど
- 装置に着色してしまいそうな食べ物 ex.カレーやコーヒーなど
- 通常より食べカスや歯石が残りやすいため、入念にケアをする
一方で、インビザラインの場合はマウスピースを取り外せるため、生活において上記のような制限がありません。また万が一、マウスピースに汚れや色がついてしまった場合も、10日〜2週間程度で取り替えるため、心配はいりません。
治療計画が分かりやすい
従来の矯正では、治療中にどうやって歯が動き、歯並びは整っていくのかという流れは歯科医師の口頭での説明や模型を使った説明が限界でした。
対してインビザラインの場合、専用のソフトを使い、治療中の歯の動きや最終イメージを3Dでシミュレーションしたもので確認することができます。
事前にシミュレーションで確認することで、患者さんも最終的にどのような仕上がりになるのかをイメージできますし、治療にかかる期間や計画も確認することができるため、安心して治療に進めます。
また、治療期間以外にも、費用の総額や使用するマウスピースの枚数などが治療前には確認できます。
もしも治療内容や金額で納得ができなければ、治療を見送るということも問題ありませんので、慎重に考えながら進めていくようにしましょう。
通院が少なくて済む
ワイヤー矯正の場合、定期的に歯科医院でワイヤーの調整や交換を行ったり、掃除を行う必要があります。
しかしインビザラインでは、初診で収集したデータをもとに作成したマウスピースを、患者さんご自身で交換していただきます。交換のタイミングのたびに来院するなど、頻繁に歯科医院へ通わなくて結構です。なお個人差はありますが、インビザラインの場合、通院頻度は一般的に2〜3ヶ月程度です。
そして歯科医院によってはオンライン診療を採用しているところもございます。オンライン診療の場合、スマホやPCを用いて受診すれば、歯科医院に行かずともご相談いただけます。
なお、当院ではオンライン診療の予約や当日の流れの説明についてはLINEにて行っております。
気になる方はこちらのバナーから友達追加し、ぜひお気軽にご予約ください。
インビザラインのデメリット
インビザラインにはメリットがある反面、デメリットと考えられる点もございます。
こちらではそのデメリットについて紹介いたします。
マウスピースの管理をしなければいけない
前述のように、マウスピースは基本的に患者さんご自身で管理していただきます。
マウスピースは原則食事・歯磨きのたびに取り外す必要があります。そのため、マウスピースを清潔に保ちつつ、無くさないように注意しながら管理しなければいけません。
また、段階にしたがってマウスピースは交換していくため、定期的な通院も必要です。無くさないよう管理することはもちろん、交換時期や通院する日などスケジュールも把握しておく必要があります。
毎日の装着時間が長い
インビザラインは基本的にマウスピースを用いて行う歯列矯正です。ご自身での取り外しが可能なため、患者さんの好きなタイミングでつけ外しができます。
しかし、インビザラインは1日21時間以上装着する必要があるため、それが守られていない場合は最終的な歯並びの仕上がりに影響が出るリスクがあります。ご自身で付け外しができるインビザラインですが、「今日はちょっと痛むから外そうかな…」といって外す使い方はできません。
ワイヤー矯正はそもそも「自ら外す」ということができない治療ですが、インビザラインはマウスピースを自由に外せてしまいます。そのためご自身で管理したうえで、しっかりと長時間装着することが重要です。
医師の技術・経験が求められる
メリットの際にご紹介したように、インビザラインは3Dでのシミュレーションによって歯の動きを予測したり、治療計画を作成します。ただ実際の治療現場では、患者さんからの要望や治療経過に対して治療計画を臨機応変に調整しなければいけない場合があります。
この調整によって、最終的な歯並びの仕上がりは変わっていきます。インビザラインを検討している方は、知識はもちろん経験や技術のある歯科医師のもとで治療を受けることをおすすめします。
歯周病・インプラントの場合、矯正できない可能性がある
前述のように、インビザラインはマウスピースによってゆっくりと歯を動かしていきます。しかし、インプラントは歯茎の骨にインプラントの土台を埋め込んでいるため、通常の歯のように力を加えて動かすことができません。そのため、矯正できない可能性があるのです。
ただし、矯正したい歯とインプラントの歯が別で、インプラントの歯が矯正の邪魔にならなければ、インプラントが入っていても矯正できるケースもあります。もしインプラント治療を行いたい方で、歯列矯正も気になるという方は、先に歯列矯正を受診することをオススメします。
また歯周病がある方は、先に歯周病を治さなければインビザラインでの矯正はできません。歯周病を治さないまま、マウスピースを装着すると、歯周病が悪化する恐れがあります。そして重度の歯周病で歯がグラグラしている場合、矯正の負荷に耐えられず歯が抜けてしまうケースもあります。
矯正をスタートさせる前に歯周病治療を行い、歯が歯周病で弱り、抜けてしまうことを未然に防ぎましょう。
歯並び次第ではできないこともある
インビザラインは幅広い症例に対応できる治療方法ですが、すべての患者さんに適用できるわけではありません。骨格や歯並び次第では、インビザラインでの矯正は難しいと考えられます。
そのインビザラインで矯正できない歯並びの代表例は、以下の4つです。
- ズレの大きな出っ歯
- ズレの大きな受け口
- 埋没歯(歯茎の中に埋まっている歯)の影響でマウスピースと歯が当たらない歯並び
- 抜歯が必要で前歯が内側に倒れ込むようなリスクのある歯並び
- 叢生(歯が前後に重なっている歯並び)が激しい場合
上記の歯並びの場合、インビザラインは適していないと考えられています。
特に出っ歯・受け口の場合は、骨格の大きなズレを改善する必要があり、外科手術しなければいけません。そのような理由からインビザラインでの治療は難しいと考えられます。
反対にインビザラインでの治療に適した歯並びは以下になります。ご参考ください。
- 抜歯が必要ない方
- 抜歯が必要でも、歯の移動距離が少ない方
治療が受けられる歯科医院が限られる
インビザラインは今となっては認知度も増え、普及した矯正方法ではありますが、比較的新しい技術を使用した治療法です。そのため、歯医者だから、矯正歯科だからと言ってどこの歯科医院でも受けられるわけではありません。
通い始める前に、事前にインビザラインの治療ができるのか調べたり、相談をする必要があります。
インビザラインをする上での注意点
ここまでインビザラインのメリット・デメリットについて紹介して参りましたが、こちらではインビザラインを行う上での注意点について紹介いたします。今後インビザラインを考えている方は是非参考にしてみてください。
徹底した自己管理が必要
インビザラインでの矯正効果を確実に出すためには、1日あたり21時間以上の装着が必要です。
そのため、お食事中や歯磨き中以外の時はマウスピースを装着していただく必要があります。
装着時間が短い場合、歯が思うように動かなかったり、一度動かした歯が元に戻ってしまい、もう一度マウスピースを作成しなければいけなくなるケースがあります。歯科医院によっては追加料金が発生する可能性がございます。
装着時間を守ることはもちろん、料金についても事前に確認しておきましょう。
マウスピースを付けたままの飲食は避ける
インビザラインは飲食時にマウスピースを外すことができます。ただ、取り外しの面倒くささから、飲みものを飲む際にマウスピースを外さず、そのまま飲まれる方がいらっしゃいます。
ジュースのように糖分が入っているものは虫歯の原因になるほか、お茶やコーヒーなど糖分がなくても色の付いているものは着色の原因となります。
基本的に飲食の際は水以外はその都度外すようにしましょう。
マウスピースの交換のタイミングを守る
マウスピースの交換は通常約2週間毎くらいです。交換のタイミングは事前の治療計画や担当医から指示がありますので、スケジュール帳に記入するなどして、きちんと守っていただく必要があります。
また、オンライン診療を受診された場合、アプリに交換のタイミングの通知が来ます。定期的にアプリをチェックすることを心掛けましょう。
紛失に気を付ける
マウスピースを外す際、置く場所がなく、ティッシュなどに包んだり、そのまま置いてしまう方もいらっしゃいます。しかし、外したことを忘れてそのまま放置してしまい、紛失してしまう場合があります。
紛失すると再び作成しなければならなくなり、追加料金がかかるのはもちろん、治療期間も延びてしまいます。
外す際はケースに保管するなどして、なくさないように十分に気を付けましょう。
虫歯・歯周病などに気を付ける
前述のように、インビザラインはワイヤー矯正と比べて虫歯になるリスクは低いのですが、油断をして虫歯ができてしまうと、虫歯治療によって歯の形が変わるため、マウスピースを再度作成しなければいけなくなる恐れがあります。
また、歯周病を治療しないままマウスピースを装着すると、歯が弱ってしまい、抜けてしまう恐れがあります。日頃から歯磨きなど、口腔環境を綺麗にするよう心掛けましょう。
まとめ
今回はインビザラインのメリットやデメリットについてご紹介いたしました。
インビザラインは取り外しができることや、目立たないといった特徴をはじめ、多くのメリットを患者さんにもたらします。東京で治療を始める場合、インビザラインを扱う歯科医院も数多くあるため、迷われるかもしれません。この記事を参考にして、相談しやすく、通いやすい距離にある歯科医院を選ぶことをオススメします。
そして、インビザラインを検討されている方は、一度歯科医院に足を運び、相談してみましょう。担当する歯科医師が丁寧に説明をし、具体的な治療計画の練り上げ、患者さんの納得のいくかたちで歯列矯正が始められます。ぜひ一度足を運び、歯科医師と相談してみてください。